転がり続けるマトリョーシカ“ninaの旅ブログ”

3ヶ月に一度は日本に帰りたいパッカー。じわじわ世界一周する気。インドとロシアがお気に入りの三十路半ばの♀。

ロシアの治安は如何なの?


帰国してしばらくたちました。

日本で久々に会う方によく



『ロシアの治安はどうなの?』

と聞かれます。


割と、開口一番に聞かれます。

さすがは、おそロシア。


ドクロ?アリさんか…?触覚


さて


この場合の『治安』とは、どのような治安を問われてるのでしょう。

わたしはたぶん30ヶ国前後行った事ありますが、

聞かれるととっさにどう答えていいやら戸惑います。


例えば、銃を持った強盗にイキナリ突きつけられて
身ぐるみ剥がされた上にバキュン!

みたいな激しい強盗みたいのは、(たぶん)居ないと思います。

旅情報で聞く限りそういうのは南米系でよく聞きます。
(行った事無いけど)


アフリカでも高い確率で貴重品全部とかカメラとか盗られるような話を聞きます。


あと情勢不安定?


ロシアと中の悪そうな国や勢力はたくさんありそうですが、

普通の観光客が行くような土地には特に特別びびるような警戒情報は出てませんでした。

その辺で内戦やってる訳ではないので(^^;;


夜中にあちこちから銃声が聞こえるなんて事はありません。


普通に歩いてるぶんにはとてもステキなヨーロッパの街並みです。


しばらく電車やバスに乗ればシラカバの林が多くて、
絵本の中の森みたいでそれもなかなかステキですよ。

でもイスラム系テロ組織には標的にするぞ宣言をされてるらしいので、日本に普通にいるよりはテロとかの危険はあるのかな?

でも、いま治安のいいとされてるヨーロッパの各地でも時々イスラムとの問題は起きてますから、その辺はロシアが特別危ないとは思えません。

だいたい、他の国との緊張感があって雰囲気が怖いのってどこの国でも国境付近の町だと思います。

この国境の緊張感って、日本人にはなかなかイメージがつきにくいですよね。
わたしもそうでしたが、旅行を重ねるうちになんとなく、わかってきました。

ロシアのサンクトペテルブルクフィンランドヘルシンキを列車で陸路越えしましたが危険は全然感じませんでした(あたりまえか。)

でもごっつい制服着たパスポートチエックにスタンプ押してもらうときは、
悪い事してなくてもドキドキしました(笑)。

旅行者が一番気をつけるべきはスリだと思います。


いきなり銃を突きつけてくるような強盗は居ないので、次にあるとしたらスリです。


これは、フランスにもスペインにもイタリアにもいっぱい居ますから、ロシアだけの問題ではありませんが、
でも気はしっかりつけるべきです。



わたしも旅行中はどの国でもまずはスリをいつも警戒しています。

お陰様で、スリにあったことは一度もありません(たぶん。)


帰国してしばらくも、人の多い街を歩く時は思わずサイフの場所の確認を無意識に何度もおこなってました。
(日本だから一応大丈夫、と思いつつも…)





具体的なエピソードとしては、ロシアで知り合った人(ロシア人)が普通に生活してて、

身分証明書とサイフをポケットに入れてたら知らない間にスられちゃった、と話してくれた事。



あとスゲーなと思ったのが

ホステルに長期滞在してた時、

同室の子(ロシア人)が

『昨日までいたセルゲイわかる?あいつスリだったよ。自分で俺スリなんだって言ってた。


自分で申告しちゃう?!
その子は黙っててあげたら何も盗られないから黙っててあげたみたいです…( ̄◇ ̄;)

『あなたともセルゲイ話してたでしょ。あなたのは盗ってないから大丈夫だよ〜(^^)』

との事でした…。


ホステルに23日泊まって、同じ宿のお金を失敬していく系のスリは多いみたいなので気をつけましょう。


でも、ロシア人てよくテーブルの上に小銭とか出しっぱなしだし、
男の子はサイフ持たないでジーパンのポケットにお金を突っ込んでるんだよね〜( ̄◇ ̄;)


あれ、何でなのかなぁ…。

多少盗られても気にしないのかなぁ、くらいに見えますヽ(´o`;

でも、街中はフランスのパリやイタリアのローマや、インドの大きな街みたいに観光客でごった返してる訳じゃないし、

いくらか気をつけやすいと思います。


わたしは何時も旅行中は首からヒモで下げるサイフを斜めがけして、その上からパーカーなど着ています。
さらにスカーフなどで手を突っ込めないようにガード。

ボコボコしてダサいですが、小心者だし、おしゃれより防犯です。


外を歩く時も、宿でくつろぐ時も、シャワーを浴びるときも、
兎に角貴重品の場所を意識。


あとは、外国は大抵、車の運転が日本より荒いので

交通事故に気をつける、それくらいだと思います。

良いロシアの旅を!ガォー


ロシアの人は基本的に話しかければちゃんと応えてくれるので、わたしはすごく旅しやすかったです。

勝手な相性の問題だと思うのですが、

パリやローマだと『えっ?なに知らない!』みたいに通り過ぎられてしまう事が何度かあって、
たぶん都合が悪かっただけなんだろうけど凹んだりしました。

なんていうか、特にイタリアを旅したときは、イタリアルールに馴染めなくてすごく旅が大変だった…(^^;;

ロシアでは怖いイメージがあるせいか、人が優しくて穏やかでびっくりします(^^;;

人との接し方に少し、アジアぽさがある感じ(それでも日本とは違うけど!)

歴史的に色々あったからか、
『まずは助け合う・分け合う』という共有と共感のルールがロシアには感じられます。


例えばホステルのキッチンではテーブルの真ん中によく誰かが、

お菓子やお茶を意識的に置きっ放しにしてる。

本当に要らないからではなくて『誰か食べてね〜』ってメッセージなんだよね。

わたしも置きっ放しにしてみた事がある。
暫くすると誰か食べててすぐなくなる(笑)。

でも『一緒に食べようよ!』じゃなくて

『誰か食べといてね』って置きっ放しにしてくのが、なんか、



ロシアっぽい。





誰かが置いてくれたワッフルにコンデンスミルクを絞って食べるおやつ。

お陰様で色んな味のロシアのお菓子をちょっとずつ楽しめました。



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