転がり続けるマトリョーシカ“ninaの旅ブログ”

3ヶ月に一度は日本に帰りたいパッカー。じわじわ世界一周する気。インドとロシアがお気に入りの三十路半ばの♀。

心が空虚になっていく…巨大モールとわたし。

ドバイ2日目。

午後から出かけて、

“ドバイらしく”

五つ星でお茶、

その後巨大ショッピングモール歩きの予定。

ゆっくりお茶してたら、

陽が傾いてきて、

ホテルを出る頃には、夜景になっていました。

おぉ。

“なんか、アメリカ映画みたい…”

って思いました。

キラキラする色合いも、さざめく人々も、

蒸し暑い夜の空気も、

映画の中に来たみたい。
ドバイに来るまでに飛行機の中で

『プリティウーマン』と『プラダを着た悪魔

を観たんだけど

そんな。

でも…キレイだけど、別にグッと来ない。

ロマンチックにも思わない。


万一、映画みたいに、

こういうところでお金持ちに口説かれても、

わたしはウットリしないだろうな(笑)。

ホテル『ザ・パレス』から連絡通路を渡って

ドバイ定番の名所“噴水ショー”

よく、ガイドブックでは何処のレストランから見るのがいいとか何とか書いてあるけど、

普通にドバイモールの辺りに居ればよく見えました。

巨大な噴水が、音楽にあわせて

どーん!

と上がります。

ドバイは巨大なのが好きだなぁ

どーん

しゅわーーーっっ

どどーーん!!

水を打ち上げる時に、花火みたいな音がして、

その迫力もあって、大歓声があがる。


“つまり、水の花火大会を毎日やってるみたいな感じだな”

って。思いました。

自動制御システムで動いててスゴイ。


もしかして、ドバイはイスラムだから、偶像モチーフでなくて

こういう、

“紋様を描く”事が好きで


そして、砂漠の国だから“水をふんだんに使う”

ことに豊かさを感じるのかもと思いました。
(現代では豊富な海水を精製して、水には困らないドバイだそうです。
でも、灼熱の環境に潤いをもたらす水は今でも特別に愛されている気がしました。)

噴水ショー自体は1回4分程度。

30分毎に行われるので、

合間にショッピングモールをなんとなくぶらついて、場所を変えながら

都合4回くらい見た。


そんなに観たなら好きなの?!

って自分にツッこむんだけど


むしろ、

みんな、なんでこんなに喜んでるのかな

っていう、その良さ?を観察したくて見てた気がする。

やっぱりスゴイけど“感動”が無い。

でも、ムスリムカップルが噴水見ながらイチャイチャしてたり
(若い夫婦なのかな?わりと公然とイチャイチャLOVELOVEしてた(笑))

黒装束の、若い女の子たちが
肩寄せ合って記念撮影してたり、

リゾートドレスの欧米人や、中国からの団体さんや、

皆楽しそうで、それはどこからら来るのかなーみたいな。

それで何度も観てたけど、

それらを観察するのは楽しかったけど、

どうしても心の奥が、さめていく…

4回目の

噴水ショーは、音楽がマイケルジャクソンの“スリラー”で、

ドキュメンタリー映画を見て以来、
マイケルジャクソンは尊敬してるわたしは

ようやく“おっ♫”という気になったけど

曲の半ばでもう、ココロここにあらず。

疲れたので、

巨大ショッピングモール(巨大好きだなぁ)

の中へ入って

ラクダのミルクのソフトクリーム(およそ350円)

で休憩。

ラクダのミルクはとてもあっさりしてると聞いたことがあり、

確かにそうで、

コクがなくてかなりさっぱりしたソフトクリームて感じ。

さっぱりしずぎなのを補うためか、
お砂糖とバニラがガツンと入ってる。

だからほぼ、砂糖の味!

でも疲れてたので美味しかった。

ここのモールは

中に巨大水槽があったり


なぜか巨大な滝があったり

(やはり水が豊かさの象徴な気がする)

それくらい巨きくて、

でも、言うなればイオンモールをひたすらでかくしたようなやつ。


午前が安息日の金曜の夜だからってこともあり


こんなに巨きなモールに人がぎっしり溢れかえってる。

フードコートも大にぎわい。

メニューチェックするのは楽しいけど、

そこそこするので見てるだけ。

人が多すぎる。


フードコートのひとつに変わった店があり


アイスクリームを、スタッフの人がお手玉みたいに放り投げて

カップに落としてくれる。

パフォーマンス付きのアイスクリーム。


トルコアイスの屋台の発展版みたいなかんじ。

どうやってこんな店員さん見つけるんだろ!

(大道芸関係か…)

他にも見るものは沢山あるし

どうせなら見てやろう!

どんどん歩いて


だけと、

心の底が

どんどん空虚になっていく……。

面白いけど、つまらない


♫それがなんだって言うんだ♫たいくーつだなー。

って好きな唄があるけど

まさしくそんな感じ。


それがなんだって言うんだ?

でも、おかしいね、

どうして退屈なんだろう。

これらだって、

沢山の人々が努力して作り上げて


皆んなを愉しませようという努力の結晶なのに?

お手玉アイスクリームを買ってもらって

喜ぶ子供と、それを見守るお父さんお母さんの姿は微笑ましい。

そこには意義がある。

なのに、それを生み出す装置であるこの施設に、

どうして空しさや、無意味さを感じるのかな?

よくわからない。

連れ立って愉しむ人々の気持ちは“ほんもの”なのだけど

この遊園地みたいなものはなんか
“ほんものじゃない”
感じがしちゃう。

どうしてなんだ?


他にもドバイには

スキー場のあるショッピングモール
や、
世界一絢爛なスタバがあるショッピングモール


など、ショッピングモールにも名物が色々あって

それを巡るのも観光だったりするんだけど

わたしは、いかないでいいかな

って思った。


結局、午後2時から宿を出て、

帰ってきたのは22時だったから


ずーっと同じような事を考えながら


それなりによく歩いた。

午後のアフタヌーンティだけでは足りなくなってきたので


夜の22時くらいだったけど、

宿の近所の流行ってるケバブ屋で

ディルハムのケバブロール

を買った。(160円くらい)

うまっ!!!


アツアツ出来立てで、スパイスとヨーグルトソースの味がきいている。
お肉が香ばしい。


正直、数千円するホテルのサンドウィッチの何倍も美味い。

きっと、モールのフードコートのミールセットよりちゃんとしてる。

この二日間で、自分がドバイでどうするべきなのか、

見えた気がする。

明日はもっとこういうところを歩いて、
こういうモノを食べに行こうと思った。

でも、一応はドバイぽい事もしたかったし、見たかったし、

自分がどう思うか知りたかったんだよね。

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